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2015年06月14日

Daiwa Sealine 100(1978)

またダイワの古いリールです。これは1978年に発売された
シーライン100という磯釣り向けの両軸受けリールです。
当時、まだ学生でしたが、離島出身の友人がいたので
夏休みに一緒に行ってみないか、と誘われ、急遽購入したものでした。
とはいっても大物対応の竿などはグラスロッドが主流の時代とはいえ
イシダイ竿にしても10K以上する高価なものでした。
それで竿は釣具店の若いお兄さんに相談したところ、彼の持っていた
軽めのイシダイ竿を譲ってもらえることになり、何とかなりました。
その竿はNFTの古い竿で、手持ちでもできるということでしたが、
並継竿で穂先にはフライロッドのようなスネークガイドになっていたことを
覚えています。たしか3K位払ったような覚えがあります。高かったのかな!?
Daiwa Sealine 100(1978)


リールだけは何とか新品を購入できたのですが、今思うと急な思いつきだったので
後からは2回使ったかな・・・という感じであまり使っていません。
そのせいで、37年も経っているのにまだ綺麗です。勿体無い買い物です。






Daiwa Sealine 100(1978)


上からみたところ。巻いてあるラインはたしか22号だったような覚えがあります。
釣具屋のお兄さんにアドバイスしてもらい、思っていたよりも
太いものを巻かれました。仕掛けはミツカンを用いた捨て錘仕掛けだったです。
ワイヤーハリスにイシダイ針。これらの仕掛けもまだ家にあると思うのですが・・・。
錘は鉄玉というものでした。
それで・・・初の離島遠征!?はうまくいったのかと言うと・・・
えーと・・・どうだったっけ。浮き釣りはけっこう沢山釣れたのですが、
この底物仕掛けでは・・・大きなウツボが釣れました。それと餌がうまく現地調達できなくて
魚の切り身を使ったりもしましたが、ハタの仲間が釣れました。
取り込みまでけっこう大変だった記憶があります。





Daiwa Sealine 100(1978)


綺麗に残っていたのは良いのですが、あまり使っていないにしても
初めての遠征用(笑)リールなので大事にしようかな。
でも、これから先、使い道あるかな・・・。





Daiwa Sealine 100(1978)


ハンドル側。上のレバーでスプールの解放と巻き上げに切り替えられます。
ハンドルの逆転によるラインの送り出しはできません。





Daiwa Sealine 100(1978)


ロッドクランプが付いていました。でもこれは別売りで買ったのかな?





Daiwa Sealine 100(1978)


シンプルでなかなか良いリールのように思ってきました。
使い道を考えたいところです。





Daiwa Sealine 100(1978)


とりあえずバラして内部を見てグリスアップなどをしようかと思いつきました。
付属の工具が行方不明になってしまったので、ハンドル部分のハンドルスクリュー
というナットを回すのにウォーターポンププライヤーを使いました。
他はプラスドライバーがあれば分解できます。





Daiwa Sealine 100(1978)


こちらはクリックがあるレフトサイドプレートの内部です。
使っていないので綺麗なものです。




Daiwa Sealine 100(1978)


こちらはライトサイドプレートの巻上げ機構が収まっている部分です。
部品が綺麗に収まって、良い作りのように思えます。





Daiwa Sealine 100(1978)


スプールのクリック側。シンプルなギヤだけです。





Daiwa Sealine 100(1978)


スプールの巻上げ機構側。ピニオンギアが噛むのはこのスプールの
シャフトの基部のようです。意外と細いです。





Daiwa Sealine 100(1978)


レフトサイドベアリングのキャップ部分。
これを締めることにより、スプールの左右方向のガタの調整とキャスティング時の
調整(ある程度?)が出来ます。






Daiwa Sealine 100(1978)


巻き上げ機構の収まったライトサイドプレートをバラしてみました。
部品点数も少なく、シンプルで良いデザインのように思えます。
右の真鍮色をしたプレートはブリッジという部品名で、ハンドル軸の付いた
ラチェット(逆転防止のギア)と一体になっています。
スライドさせるパーツ(ジャック)がピニオンギアを持ち上げて
スプールをフリーにしますが、よく出来ているように思わせます。
それにしてもドラグワッシャーの収まったドライブギアもストッパーも
綺麗なもので磨耗もまだしていません。






Daiwa Sealine 100(1978)


ギア類の収まったライトサイドプレートの内側。黒い部分は樹脂のようですが
劣化もしていないように思えます。当時のダイワはおそらくリールの塗装は
イマイチだったかもしれませんが、こういうところの素材は良かったのかも・・・?






Daiwa Sealine 100(1978)


シーライン150と100の部品図。
150と100はスプールの幅は異なるだけだと思います。
多分、スプールと両側のプレートを繋いでいるスタンドと横棒(ポスト)の
違いだけかもしれません。





Daiwa Sealine 100(1978)


シーライン150と100の諸元表。


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1978年ダイワカタログから
Daiwa Sealine 100(1978)


スタードラグ付き強力両軸受リール
シーライン100&150(新発売)

イシダイに強い!

磯から船まで多用途に使用できる、スタードラグ付き強力両軸受リールです。
特に、アワセと同時に巻き上げを開始するイシダイ釣りには、抜群の操作性と
強力機構が威力を発揮します。
ドライブギヤー、ハンドルアーム、スタンド等の主要部品には、強度及び
耐蝕耐久性に優れたステンレススチール材を使用、錆に強く、強度、
耐久性は抜群です。
ひずみ、狂いのないマシンカットヘアライン加工の一体プラチナスプールを搭載。
制動が確実で、しかも滑らかに作動する大口径ディスク採用の超強力スタードラグ搭載。
備え付けの工具一本で簡単に長短付替えが可能なスレンレススチール製バランサー付き
コンバーチブルハンドル採用。大物の巻上げも非常に楽です。
太い糸から細い糸まで確実に、しかも簡単に止められる、ダイワ独自の新方式ラインホルダー
(PAT.P)付き。
使いやすいボタン型クリック付き。

ギヤー比 1:2.6
最大巻上げ速度 51cm/ハンドル1回転
自重 620g(150)、600g(100)
スプール寸法(径)X(幅) 65X54(150)、65X46(100)
釣力 A方式15kg、B方式30Kg
糸巻き量m  
10号 380(150)、310(100)
16号 240(150)、170(100)
20号 190(150)、150(100)

このシーライン150、100ですが、1980年のカタログにまでは掲載されていました。
81年のカタログは持っていないのですが、82年からは消えていたので、
おそらく81年頃まで販売されていたのかもしれません。
当時の売価ははっきり覚えていません。6Kしなかったような覚えがあります。
ホントはもっと安いシーライン250とか200(売価4K台だったと思います)でも
良かったのですが、新型だったのでこっちにしたような覚えがあります。
後に売れ残っていたシーライン250(76年新発売。これも81年頃まで販売。)
を買いましたが、もう磯釣りに関心が薄くなっていたので
90年代に釣りを始めた知人に譲渡しました。




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