2014年06月07日
TNF Active Shell Pant (NP11252)
前の記事に続きこれもまたランニングやトレイルランニングを意識した
ゴアテックス製のパンツです。既に廃版になっているようで、
これもまたバーゲンで買いました。
パンツだけで当時の税込み定価は24150円もするので、求めやすい値段では
ないと思いますが、ストレッチ生地でもないのに履いてみて、
おっ!と思うくらい脚上げがやり易くて新しいレインパンツは進んでいるな、
と思わせました。
最近はあまり各社の新製品などを注意して見ていないので、もっと良いものも
あるかもしれません。私が持っている雨具はもう2009年頃のものなので
そう思っただけかもしれませんが、それにしても良く出来ているなと思いました。
ただ、このアクティブシェルパンツはフルシームシーリングですが、
メーカー説明によると雨具としての使用は想定していないとのことです。
ちなみにこのNP11252は2012年の春夏の商品らしいです。
明らかに雨になるという日にわざわざ山には行かない事のほうが圧倒的に
多いので、雨具はザックの中で600g前後の重しになっている事が多いです。
このパンツは生地の厚みも2009年頃のレインテックスフライト(NP10924)と
あまり変らないように思います。歩きやすく思えるので
山にもって行こうかなと考えています。*(要注意)
ズボンの裾には15cmほどの止水ファスナーが付いています。
レインテックスなら膝横までファスナーで開くのですが・・・。
裾口はゴムが入れられており、ある程度絞られていますが調節はできません。
両腰にポケットが付いていますが、これは無くても良かったかもしれません。
フラップ付きで普通のファスナーが付いており、内部はメッシュです。
後ろの腰部分に幅25mm程度で長さ27cmほどがメッシュになっています。
腰周りに溜まった汗を乾かす役割かもしれませんが、ザックを担ぐと
ヒップベルトで蓋をされるのでどうかな・・・。
ランニングだけなら効果がありそうな気がします。
腰の締め付けは丸いゴムひもを右腰に付けられたストッパーから引くだけの作りです。
また、表側には前立てはありません。用足しの時はズボンを下ろすことに
なります。
脚部分を裏返してみました。
けっこう凝った作りになっており、裏面もシームテープ貼られまくりです。
この脚部分は「く」の字に曲がった裁断になっています。
良く見られる膝部分だけにふくらみを持たせたような作りでは、ストレッチ生地で
ないとつっぱり感が残るので、このデザインはいいのかもしれません。
下の股間部分もそうですが、手間がかかっているようで工数も多いだろうと思います。
値段が高めなのも仕方ないかもしれません。
脚部分の曲げ裁断とこの股部分の裁断が脚上げを良くしているのだろうと
思います。この股間部分に別に生地を当てたような裁断は
同社のクライミング用を謳ったユージパンツ(NT52973)にも使われていました。
普通のレインパンツからしたら縫い目が明らかに多いです。
これは特にシームテープの耐久性に関わってくるかもしれません。
比較のためにレインパンツを引っ張り出しました。
TNFのレインテックスフライトとモンベルのストームクルーザーのパンツです。
どちらも普通に歩けますが、もうちょっと大きく膝を上げようとするとつっぱります。
膝部分は一見、工夫されているように見えますが、どちらも同じような感じです。
実のところ脚部分が筒状だけの以前のゴアテックス製レインズボンと歩きやすさと
いう点ではどちらもあまり変らないようにも思えます。
アクティブシェルパンツはランニング向けということで、極端に生地が薄く、
軽いものではないかと思いましたが単体で重量は205g程度です。
2009年のレインテックスフライト(NP10924)のパンツは単体で220gです。
また2008年頃のモンベルのストームクルーザーパンツ(#1128446)の
XL-Sサイズで205g程度です。XL-Sサイズは冬の防風用にも便利でした。
生地の厚みはモンベルは厚く感じ(裏面の滑りやすい処理のためか?)
レインテックスは同等か、わずかに厚いかもしれません。
レインテックスフライトパンツ(NP10924)のLサイズと重ねてみました。
実はこのアクティブシェルパンツはXLサイズです。
脚部分の太さは同じくらいです。Lサイズにしたらもうトレッキングズボンの
上から履いたらキツキツでダメだったかもしれません。
股下は82cmくらいです。
メーカー説明にも脚部分はタイトになっているとあるので1サイズ上げて
良かったかもしれません。膝位置はずれるわけですが、不具合は感じません。
膝位置に膨らみを持たせただけのパンツとは違いがあるように思います。
アクティブシェルパンツはもう廃番のようですが、現行ではこれが相当するようです。
山登り用に考えるのが適当かどうかはわかりません。
購入したアクティブシェルパンツ(NP11252)もまだ使っていないので
実際の使い勝手や耐久性が不明です。
しかしこれだけ脚上げが良いと雨の日のトレイルウォーキングにも良さそうです。
Stormy Trail Long Pant(NP11451) 24,840円(税込)
http://goldwinwebstore.jp/ec/pro/disp/2/NP11451
*6/8追記
そういえばゴアテックス・アクティブシェルなんて初めてだな、と思ってネットでちょっと調べて
見たら、どうも透湿性を優先した薄いメンブレンのものらしいです。
それらの話の雰囲気としては雨本降りでずっとレインウェアとして使うのは、お勧めではないようです。
実際にアクティブシェル素材のウェアで雨に打たれて酷い目にあった、という話があるかどうか
わかりませんが、雨の日に使うなら、小雨か霧雨程度の時にしておいたほうが無難なようです。
少なくともテン泊縦走に持っていくようなものではないらしい・・・。
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Active Shell Pant
品番 NP11252
本体定価 23000円(税抜き)
●素材:GORE-TEX Active Shell(3層)(表/ナイロン100%、中間層/フッソ皮膜、
裏/ポリエステル100%)
●股下寸:80cm(Lサイズの場合)
●完全シームシーリング
●後腰部切替利用ベンチレーション
●後斜め裾止水ファスナー
●新素材・ゴアテックスアクティブシェルを使用したパンツです。
悪天候にさらされる状況でもパフォーマンスを支え、バックパックに入れて携行していても
負担になりません。特に素材の透湿性能が高いため、激しい有酸素運動をともなう動きのなかで
活躍します。腰の後部にはメッシュのベンチレーション付き。
ランニングの動きにフィットするややタイトなシルエットとなり膝部分は立体裁断により
足上げをラクにしています。
※一定レベルの防水性を持たせていますが、レインウエアとしての使用は想定していません。
ゴアテックス製のパンツです。既に廃版になっているようで、
これもまたバーゲンで買いました。
パンツだけで当時の税込み定価は24150円もするので、求めやすい値段では
ないと思いますが、ストレッチ生地でもないのに履いてみて、
おっ!と思うくらい脚上げがやり易くて新しいレインパンツは進んでいるな、
と思わせました。
最近はあまり各社の新製品などを注意して見ていないので、もっと良いものも
あるかもしれません。私が持っている雨具はもう2009年頃のものなので
そう思っただけかもしれませんが、それにしても良く出来ているなと思いました。
ただ、このアクティブシェルパンツはフルシームシーリングですが、
メーカー説明によると雨具としての使用は想定していないとのことです。
ちなみにこのNP11252は2012年の春夏の商品らしいです。
明らかに雨になるという日にわざわざ山には行かない事のほうが圧倒的に
多いので、雨具はザックの中で600g前後の重しになっている事が多いです。
このパンツは生地の厚みも2009年頃のレインテックスフライト(NP10924)と
あまり変らないように思います。歩きやすく思えるので
山にもって行こうかなと考えています。*(要注意)
ズボンの裾には15cmほどの止水ファスナーが付いています。
レインテックスなら膝横までファスナーで開くのですが・・・。
裾口はゴムが入れられており、ある程度絞られていますが調節はできません。
両腰にポケットが付いていますが、これは無くても良かったかもしれません。
フラップ付きで普通のファスナーが付いており、内部はメッシュです。
後ろの腰部分に幅25mm程度で長さ27cmほどがメッシュになっています。
腰周りに溜まった汗を乾かす役割かもしれませんが、ザックを担ぐと
ヒップベルトで蓋をされるのでどうかな・・・。
ランニングだけなら効果がありそうな気がします。
腰の締め付けは丸いゴムひもを右腰に付けられたストッパーから引くだけの作りです。
また、表側には前立てはありません。用足しの時はズボンを下ろすことに
なります。
脚部分を裏返してみました。
けっこう凝った作りになっており、裏面もシームテープ貼られまくりです。
この脚部分は「く」の字に曲がった裁断になっています。
良く見られる膝部分だけにふくらみを持たせたような作りでは、ストレッチ生地で
ないとつっぱり感が残るので、このデザインはいいのかもしれません。
下の股間部分もそうですが、手間がかかっているようで工数も多いだろうと思います。
値段が高めなのも仕方ないかもしれません。
脚部分の曲げ裁断とこの股部分の裁断が脚上げを良くしているのだろうと
思います。この股間部分に別に生地を当てたような裁断は
同社のクライミング用を謳ったユージパンツ(NT52973)にも使われていました。
普通のレインパンツからしたら縫い目が明らかに多いです。
これは特にシームテープの耐久性に関わってくるかもしれません。
比較のためにレインパンツを引っ張り出しました。
TNFのレインテックスフライトとモンベルのストームクルーザーのパンツです。
どちらも普通に歩けますが、もうちょっと大きく膝を上げようとするとつっぱります。
膝部分は一見、工夫されているように見えますが、どちらも同じような感じです。
実のところ脚部分が筒状だけの以前のゴアテックス製レインズボンと歩きやすさと
いう点ではどちらもあまり変らないようにも思えます。
アクティブシェルパンツはランニング向けということで、極端に生地が薄く、
軽いものではないかと思いましたが単体で重量は205g程度です。
2009年のレインテックスフライト(NP10924)のパンツは単体で220gです。
また2008年頃のモンベルのストームクルーザーパンツ(#1128446)の
XL-Sサイズで205g程度です。XL-Sサイズは冬の防風用にも便利でした。
生地の厚みはモンベルは厚く感じ(裏面の滑りやすい処理のためか?)
レインテックスは同等か、わずかに厚いかもしれません。
レインテックスフライトパンツ(NP10924)のLサイズと重ねてみました。
実はこのアクティブシェルパンツはXLサイズです。
脚部分の太さは同じくらいです。Lサイズにしたらもうトレッキングズボンの
上から履いたらキツキツでダメだったかもしれません。
股下は82cmくらいです。
メーカー説明にも脚部分はタイトになっているとあるので1サイズ上げて
良かったかもしれません。膝位置はずれるわけですが、不具合は感じません。
膝位置に膨らみを持たせただけのパンツとは違いがあるように思います。
アクティブシェルパンツはもう廃番のようですが、現行ではこれが相当するようです。
山登り用に考えるのが適当かどうかはわかりません。
購入したアクティブシェルパンツ(NP11252)もまだ使っていないので
実際の使い勝手や耐久性が不明です。
しかしこれだけ脚上げが良いと雨の日のトレイルウォーキングにも良さそうです。
Stormy Trail Long Pant(NP11451) 24,840円(税込)
http://goldwinwebstore.jp/ec/pro/disp/2/NP11451
*6/8追記
そういえばゴアテックス・アクティブシェルなんて初めてだな、と思ってネットでちょっと調べて
見たら、どうも透湿性を優先した薄いメンブレンのものらしいです。
それらの話の雰囲気としては雨本降りでずっとレインウェアとして使うのは、お勧めではないようです。
実際にアクティブシェル素材のウェアで雨に打たれて酷い目にあった、という話があるかどうか
わかりませんが、雨の日に使うなら、小雨か霧雨程度の時にしておいたほうが無難なようです。
少なくともテン泊縦走に持っていくようなものではないらしい・・・。
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Active Shell Pant
品番 NP11252
本体定価 23000円(税抜き)
●素材:GORE-TEX Active Shell(3層)(表/ナイロン100%、中間層/フッソ皮膜、
裏/ポリエステル100%)
●股下寸:80cm(Lサイズの場合)
●完全シームシーリング
●後腰部切替利用ベンチレーション
●後斜め裾止水ファスナー
●新素材・ゴアテックスアクティブシェルを使用したパンツです。
悪天候にさらされる状況でもパフォーマンスを支え、バックパックに入れて携行していても
負担になりません。特に素材の透湿性能が高いため、激しい有酸素運動をともなう動きのなかで
活躍します。腰の後部にはメッシュのベンチレーション付き。
ランニングの動きにフィットするややタイトなシルエットとなり膝部分は立体裁断により
足上げをラクにしています。
※一定レベルの防水性を持たせていますが、レインウエアとしての使用は想定していません。
Posted by aki117 at 20:17│Comments(0)
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