TNF Mountain Pant (NP15114)

aki117

2013年10月27日 19:30

今年の夏から秋はTNFのズボンをよく買ってしまっていますが、
長年どうしようかと思っていたMountain Pant(NP15114)をやっと買いました。
これもちょっと安くなっていたのですがTNFを扱うGWのサイトを見ると
現行の商品のようです。





色はAG(アスファルトグレー)色です。
何かが足らないような気がしたのですが、現行のMountain Pantにはもう
サミットマークは付けられていないようです。あれってワンポイントとして
ちょっといい感じだったのに。






裏返してみました。前のほうから写していますがお尻部分は全面ナイロン裏地で
お尻下から膝裏まではメッシュになっています。
膝部分は立体裁断になっているそうです。
http://goldwinwebstore.jp/ec/pro/disp/2/NP15114







簡単に平置きにして、上にTrek Light Pant(NT52931 ) のLサイズを重ねてみました。
脚の部分が太く作られているのがよくわかります。
ウェスト部分にはゴムシャーリングが使われているので伸びますが、
基本的に普通のTNFのトレッキングズボンとかわらないサイズのように思います。
ですが、この二つのズボンは同じサイズのものではありません。

実はサイズで悩んでいました。このMountain PantはXLサイズです。
通常、TNFのズボンならLサイズなのですが、それだと同じサイズのMountain Pantだと
ズボンの上から履くにはきつそうに思えていました。

私の山行内容でも、最初からこのハードシェルパンツを履くようなことはあまり無いので
途中からズボンの上から履く事のほうが多いからです。
ですから1サイズ上にしたのですが、これだとこのズボンは膝が工夫されているので
サイズを上げると膝位置が落ちてしまうことになり、これはせっかく買うのに
嬉しい事ではありません。
以前のMountain PantではB体サイズの設定があるものもありましたが
今は無いようです。
裾の長さは実測で78cm程度で問題はないですが、膝位置はやや落ちているように感じます。
でも後に出てくるScoop Pantよりは脚上げもよいように感じました。
(結局、Lサイズを後になって買いましたが、丁度良い感じです。)
http://aki117.naturum.ne.jp/e1867938.html

歩きやすいように工夫はされていても生地はストレッチ素材では
ない?のでこんなものかもしれません。
(ストレッチゴアテックスであるとは書かれていませんが、NP15114の生地は伸びています。
もちろん、軽快なストレッチ生地のトレッキングズボンのようには伸びませんが
弾力的?な伸び方をしているようです)





登山靴と接触するインナースパッツの部分にも補強の布が張られています。
またスパッツは絞ることもできます。

ハードシェルパンツは値段もそれなりにするので試着するのをお勧めします。
私の体格だと既製品で間に合う体型ですが、それでも他社製品には
ずっと歩きにくそうなものもありました。ズボンはメーカーによって寸法が
違うのでこういうことも出てくるのだろうと思います。
もう無いかもしれませんが、ストレッチしない生地で細身のものは要注意だと思います。

私の山行内容を考えると雪が膝を超えるともう行かないし、行けません。
ごく距離の短い吹き溜まりなどで雪の深さが腰まで達したら帰りたくなります。
ですから絶対必要かといわれると疑問もあります。
ただ、稜線に出た時に指先が痛み出すような冷たい強風に晒されたら、
こういうパンツを履いていると安心感はあると思います。
最も強風の中では着替えられないので地形や風の具合を良く知っている
低山冬山でしか使わないと思います。
ゴアテックスのカッパのズボンで間に合わないか、と言われたら
苦笑するしかありません(笑)

まあでも、思い切って買ってよかったです。
丈夫そうでシンプルな分、多分長持ちするかもしれません。


ちなみに・・・
買ってみたら歩き難かった(私の脚に合っていない)
ハードシェル系ズボン
http://aki117.naturum.ne.jp/e2297706.html










こちらはこれまで使っていたScoop Pant(NP15551)です。2006年の秋ごろ買ったものです。
両手の位置にポケットがあるのを除くと、MountainPantにとても良く似ています。
おかげでせっかく買ったMountain Pantに目新しさは全然感じません。





Scoop Pantを裏返してみました。作りもMountain Pantととても良く似ています。
両サイドのファスナーはフルオープンです。
インナースパッツ上の黒い帯は伸縮性のメッシュになっています。





Scoop Pantの膝部分。切れ込みを入れて成形しているようで、トレッキングパンツで
よく見られる作りみたいです。
脚上げに関しては新しい分、Mountain Pantのほうが良いです。
このScoop Pantはお尻から膝裏にかけての部分のつっぱり感がMountain Pantよりも
あるのを感じます。
でも、こんなものだと思えば大した問題ではない範囲だとも思えます。
Mountain Pant(NP15114はいくらか伸びてストレッチしていますがストレッチゴアテックスだとは書かれていません)
もそうですがストレッチ素材の生地ではないので限度があるのだと思います。
でも普通に登る事はできます。
このScoop Pant(NP15551)は当時、数年は同じ品番で売られていたような記憶があります。
現行のものはかなり変更されているようです。





こちらは現行のScoop Pant(NP61242)ですが、両サイドのファスナーは脛くらいまでの
長さになってしまって、フルオープンにはならないようです。これだと冬も履けるゴツイ
登山靴だとそのまま履けるのかな・・・。
膝部分は立体裁断などは謳われていないようです。以前のモデルと大して変わらない
のでしょうか。
http://goldwinwebstore.jp/ec/pro/disp/1/NP61242/K/L/






ついでなのでこれも出しておきます。
TNFのスキー向けでRTGラインのパンツです。
Freeride Insulated Pant(NS15456)というもので、2006年頃のものです
名前のように中綿が入れられています。
表生地はハイベントのナイロン生地で、中綿はHeatseekerという
ポリエステルの中綿が全面に入れられています。






ポケット脇から膝にかけてファスナーでばっくり開き、換気が出来るように
なっています。意外と歩きやすくてよく出来てるな、と思いましたが脚上げは
やっぱりつっぱってきます。
しかし、これはスキーパンツなのでサイドファスナーはもちろん、裾部分にも
ファスナーはありません。これを履くためには靴を脱がないといけないです。

これを何のために買ったのか忘れていましたが、秋冬の早朝登山で日の出を
待つために買ったような気がします。サイドファスナーが無いので
靴を脱いだと思います。普通のトレッキングシューズならそれほど面倒でもないですが。





膝にはTNFのマークがプリントされています。たぶん誰も気付かないようなマークです。


尚、マウンテンパンツ(NP15114)は2014FWからNP61440と更新されました。
http://goldwinwebstore.jp/ec/pro/disp/2/NP61440


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